第1回せどりエピソード大賞、大賞受賞作品
第1回せどりエピソード大賞、大賞受賞作品
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鹿児島県より「ブックス24」さんからのエピソード
高校生の息子が「本を買った人から電話だよ」と告げた時、
私はパソコンの前で頭に血を上らせ、
購入者と激しいメールバトルの応酬中だった。
今まで多少のトラブルは経験してきたが、
全てこちらの非という前提でスピード解決してきた。
だが今回はひどすぎる。
常識が通じないし悪意がある。
徹底して対決しようと思っていた。
その矢先の電話である。
てっきりその相手からと思い気合いを入れ受話器を取った。
ところが予想外にとても穏やかな語りの老人らしき声。
「<ユキは十七歳特攻で死んだ―子犬よさらば、愛しきいのち>
を送って頂いた◯◯です、手に入り感激しております・・・・」
お礼の電話であった。
自分は特攻兵だったという事、仲間は皆死んでしまったこと、
最近若者の自殺が増え悲しい事などを話され最後に
「先程電話を取られた息子さんはおいくつですか?」と尋ねられた。
「はっ」とした。
十七歳だ。
本の題名が浮かぶ
「ユキは十七歳特攻で死んだ」
年を告げると
「死んでいった仲間と同じ年齢ですね。
どうか息子さんに自分を大切にするようにお伝えください、
生きたくても生きられなかった時代もあったのですから」と。
電話を切り、さりげなく、かつまじまじと息子を見てみた。
体はデカイがまだまだ子供である。夢も希望もいっぱいだ。
本の題名が頭の中でリフレインした。
いろいろとあるけれど、
こんなすてきなハプニングがあるのもせどりの一面である。
お金を出しても買えないものを購入者から頂いた。
●主催者からのコメント
<池野>
お客様から時々お礼の電話はありますが、
この電話はとても考えさせられるものでしたね。
毎日当たり前のように過ごしているけど、
命があるという事に感謝しないといけませんね。
<杉原>
購入者からの連絡なのに凄く心が温まるお話でした。
<伊藤>
まるでドラマのようなお話で、その時の様子が目に浮かぶようでした。
みごと大賞に輝いた「ブックス24」さんには、
アマゾンギフト券2万円分をお贈りいたします。
おめでとうございます♪
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日時: 2007年05月12日 19:10| 第1回せどりエピソード大賞、大賞受賞作品

